俺様王子とキケンな契約!?
オレは仕方なく芽衣の腕を引っ張り耳に顔を近づけた。
「いいの?…座らないと今ここでみんなに同居してることバラすよ?…芽衣ちゃん?」
すると、芽衣は真っ赤に頬を染めた。
「ひ、卑怯者っ……」
顔を真っ赤にさせてそう言い間隔をあけオレの隣に座った。
「…ふふっ、てか黒王子オムライスなんか食べるんだね〜意外〜可愛いとこあるんだね」
そう言って笑ったのは相川。
「は?っ、これは慶樹が……!」
「実は、聖くんオムライス大好きなんだよ〜可愛いでしょ?」
慶樹はニヤリとオレに微笑んで言った。
「慶樹テメェ……」
立ち上がって慶樹の胸ぐらを掴もうとしたけど……
「か、神矢くんオムライス大好きだったの!?この前好きじゃないって!」
隣のアホな女のせいでその手はとまった。
「……は?っ、だからこれはコイツが」
「嘘っ!あたしのだから食べたくなかったんでしょ!」
膨れっ面な顔でオレを睨んだ。
「…あのな、お前の作る料理はワンパターンすぎんだよ。そんで栄養バランスも考えずにな!お前みたいな女誰が嫁に欲しと思うか」
すると、芽衣はブチ切れたように立ち上がった。