俺様王子とキケンな契約!?
「ど、どういうこと…?」
耳まで真っ赤になって。
上目遣いでオレを見上げる。
お前、オレを煽ってどうしたいんだよ。
「んー、夫婦がすることってなーんだ?」
耳元でそう囁けば目を見開き驚く芽衣。
「なっ変態っ!!し、し……しないしないよっ!バカっ!」
「……ぶっ、お前何想像してんの。オレ何も言ってねぇよ」
すると、拍子抜けしたようにヘナヘナと椅子に座り込んだ芽衣。
「芽衣ちゃんって、意外とえっちだったんだな。」
「っ!!……ち、違うっ」
芽衣は恥ずかしいのか顔を逸らした。
「……芽衣ちゃんがどうしてもって言うなら?」
「……〜っい、言わないも、んっ!」
相変わらず良い反応しやがる。
お前がそんな顔するから悪い。
イジメたくてしかたねぇ。
「あの〜お取り込み中悪いんだけど…イチャイチャするなら家でやってもらえますかね?」
少しピリピリした表情の慶樹が顔を引きつらせて笑っていた。