俺様王子とキケンな契約!?


すると、なにやらニヤニヤしだす慶樹。



「ふーん、芽衣ちゃんに本気なんだぁ〜?」



なんてオレの横腹をつく慶樹。



「……は?誰があんなチビ……」



「さっきのお前の顔、いつもより良い顔してたぞ〜。好きなら早く奪っちゃえよ。ただでさえライバル多いんだかんな」



「……うるせぇ、そんなんじゃねぇよ」



このオレが誰か一人を本気で好きになる?

ふっ、……ありえねぇわ。




「オレは特定のオンナなんか作くんねぇの」



慶樹は何か言いたげだったけど口を噤んでいた。









そして放課後────


オレはなぜか図書室の前に立っていた。



< 142 / 470 >

この作品をシェア

pagetop