俺様王子とキケンな契約!?
少しふっ、と微笑んだ菜摘は言った。
「……いや、別に」
オレは近くの椅子に座った。
「なんかあるんでしょ?…ずっと図書室気にしてたし…本気になったコでもいるの?」
菜摘は楽しそうに笑った。
「……そんなんじゃねぇよ」
「ふっ、そうね。あなたがもう本気になることなんてないもんね。」
そう言った菜摘はゆっくり近づいてきて
首に腕を絡める。
あの日の保健室。
オレは芽衣を押し倒してしまった。
それは出来心で。
何も知らないアイツに教えてやろうと思って押し倒したけど……
『ちょ、……ちょっと、神矢…く、ん』
火照った顔、潤んだ瞳、透き通るような白い肌
なんとか理性が働いたおかげでなんとかなったが、かなりヤバかった。