俺様王子とキケンな契約!?
少し歩いたところで着いたのは……
「…プラネタリウム?」
「うん。……好きなんだよね。ここ」
そう言った零士くんは子供のようにキラキラしてた。
「あたしも好きだよ。綺麗だよね」
「よかった。…嬉しい。」
零士くんに連れられて入ったプラネタリウム。
館内は静かで……居心地がいい。
いくつもの星を目の前に見入っている零士くん。
いつもクールでかっこいいのにこんな表情もするんだ……
いつも見せない姿を見れるなんて嬉しい。
あたしは星空を見つつ、夢中になっている零士くんを見つめた。
ああ、やっぱり好きだ。
この好きが溢れそうで……
いっそのこと、
もう全部伝わればいいのに────