俺様王子とキケンな契約!?
早く離してくれないかな……
なんて思っているといきなり神矢くんが口を開いた。
「じゃあ、惚れさしてやるよ。」
「……えっ!?」
あたしは思わず顔を上げた。
惚れさしてやる?あたしを?
「さっきのキス、後悔させねぇから」
なんて、微笑んだ神矢くんはあたしを離した。
そして、先々一人でエレベーターに乗って部屋に行ってしまった。
な、何だったの……。
まるで台風が去ったような勢いだ。
ある日────女ったらしの遊び人兼同居人にキスをされた。
そこから恋が芽生えるなんてこと…ありますか?