俺様王子とキケンな契約!?
「ひゃっ、は離せバカっ!!んーっ!」
「黙らねぇとそのうるさい口に舌を入れて」
「だ、黙りますっ!………。」
あたしは仕方なく静かにすることに。
神矢くんが何考えているのかさっぱりわからない。
もしかしてまたからかわれてる!?
「か、神矢く……」
「ほら、見ろあの集団」
いきなり神矢くんはそう言うとあたしの右後ろを指した。
神矢くんの視線の先には女子の軍団?が体育館裏周辺にたむろっていた。
「バレるとめんどーだろ。」
「そ、そういうことね……」
何だ、女子たちからあたしを守ってくれてたってこと?
でも、わざわざ抱きしめるなんて……
「なに、本気だと思った?」
なんて優しく微笑まないで。
「……思うわけないでしょうがっ!」
お願いだから……惑わさないで。