俺様王子とキケンな契約!?
「あ"?クレープ?オレはそんな甘いもん食わねぇ」
「よし!行こっか!」
女はにっこり微笑むと無理やりオレを連れて行った。
話聞いてんのかこの女。
それともバカなのか?
でも、人の話を聞かずに先々何でも決めるとことか……やっぱり似ている。
やがてクレープ屋から帰ってきた女はオレにクレープを渡してきた。
「それアップルシナモンってやつ!私のオススメ!」
「だからオレは……」
「食べてみなきゃわかんないでしょ?」
なんて、目の前の女は笑ってやがる。
何なんだコイツ。
意味わかんねぇ。
オレは仕方なくクレープをかじった。
「……ん、悪くねぇ」
「でしょ!でしょ〜!!」
すると、女はキラキラと目を輝かせた。
繁華街をぶらぶら歩いているとまた女がオレの手を引いた。
「次は、ゲーセンね!」
「は?…ちょ、お前待て」
次に連れてこられたのはゲーセン。
お前は中学生かよ。
「私ね、ゲーセンとかちょー久しぶり!ねぇあのゲームしよ!」
本当に何なんだこの女は。