俺様王子とキケンな契約!?
「ってか、まだ断定できないよ…いつもみたいにからかってるのかも」
そう、絶対そうだよ……
すると、理沙の顔つきが変わった。
「受け止める〜とか言っちゃったんでしょ?それって他のオンナの代わりって思われてたりして…」
理沙は、ははっと笑い出した。
全然面白くないよ……
他人事だと思って〜
他人事だけどさ。
「で、本当に覚えてないの?」
「覚えるってそんなの……────」
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花火大会の翌日。
目が覚め隣を見れば神矢くん。
天井から落ちてきたときほどの衝撃はなかったけどさすがに驚いた。
「な、何でここにいるの!!?」
「…ん、んー、おはよ…」
おはよ。
じゃなくて…っ!!
何だか寝起きの神矢くんは無防備な感じで可愛い……
じゃなくて…っ!!