俺様王子とキケンな契約!?


結局、宿題なんて手もつけずお開きとなった。


まあ、予想通り。




「じゃあね〜また遊びにくるわ〜」


「芽衣ちゃん聖、バイバーイ」



理沙と慶樹くんが居なくなって神矢くんと二人きり。


いつも二人なのになんだが今日はすごく……緊張する。




「り、理沙このあとデートなんだって!」



「へぇ…」



「慶樹くんは理沙のこと好きなのにね〜」



「……」



「あの二人くっついたらいいのに…ね、神矢くんもそう思わ……」



そのとき、いきなり神矢くんはあたしをソファーに引っ張った。


神矢くんの端整な顔がすぐ近くにあってあたしは思わず目をそらした。



「なんか、お前いつも以上に変だぞ。」



「そ、そそそ…そうかな?」



「何、急にオレと二人になって意識でもしてんの?」



─────っ!!







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