俺様王子とキケンな契約!?


「こんな意味不明な嘘つくわけねぇだろ。最初から変なヤツだと思ってたけどここまでとはなっ!」



バカにして笑う神矢くんに、今回ばかりは何とも言えなかった。



「そのあとお前をベッドに連れてやったら今度はオレの腕にしがみつきやがって朝まであの状態だ。オレがどんだけ苦労したかわかるか?」



「も、申し訳ない」



「終いには苦しいとか言って脱ぎだすしテメェは人の気も知らねぇでおめでたいヤツだな?」



悪魔のような笑みをした神矢くんの顔がグッと近づく。



「も、申し訳ない」



そんな醜態晒してただなんて知らなかったよ……



「で、でも!襲ったなんて嘘つかなくても…!ど、どうせっ、あたしが困る様子を見たかったんでしょ!?」



「まあ、そんなところ」



なっ、ドSかこの男はっ!






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