俺様王子とキケンな契約!?
■あたしたち付き合ってます!
長いようで短かった夏休みは終わってしまい2学期が始まった。
9月に入ったがまだまだ暑い、そんな感じの日々。
「芽衣〜!ちょっと聞いてよ〜!」
「待って、今宿題写してるところだから!」
教室に着くなり、あたしは溜まりに溜まった宿題を色々な友達から借り写してるところだ。
「あんた宿題やってなかったの?全く、バカねぇ。」
そんなあたしを見てふふっと微笑むのは理沙。
「しょうがないじゃん。分からなかったんだから。」
数学などは前に零士くんに教えてもらったけど、他にも違う教科が分からないところだらけで……
放置しているとこうなってしまった。
「何言ってんのよ〜秀才黒王子に教えてもらえばいいでしょ〜」
「……秀才?神矢くんが?」
あたしは走らせていたペンを止めた。