俺様王子とキケンな契約!?
「お前、そんな顔して…誘ってんの?」
「…な、何言って…っ」
潤んだ瞳の中、強気でオレを見つめてくる。
押し倒したくなる衝動を堪えていると芽衣は俯いてオレの胸板を押した。
「ご、ごめん。…もう、学校、行かなきゃ…ね。」
芽衣は立ち上がるとテーブルの食器を片付け始めた。
◆◆◆
「正直、芽衣が抵抗してくれなかったらどうなってたかわかんねぇ。」
「なるほどねぇ〜芽衣ちゃんの潤んだ瞳を見て、理性飛びそうになったわけだ〜」
オレは、ハッとして隣を見ると慶樹がニヤニヤとして立っていた。
「テメェ、何勝手に聞いてんだ。」
「聖がブツブツ言ってっからだろー。頭おかしくなったと思ったぜ。」
一限目をサボって屋上にいくと、いつの間にか慶樹も着いて来ていたらしい。