俺様王子とキケンな契約!?
「ねっ、どうなのよっ!?」
どんどん迫ってくる相川。
「おい、一旦落ち着け。まずオレの話を聞け。」
すると、相川は大人しく隣に座った。
「オレは別に恵令奈と付き合ってねぇよ。アイツはただ話があって来ただけだ。」
「……どういうこと?」
なんて、眉をひそめる相川に何の義理もねぇが全て話すことにした。
それは一日前の昨日のこと────
「ごめんね、学校にまで来ちゃって。」
恵令奈と店の外に出たオレは模擬店など行っている近くのベンチに連れて来た。
「いや、別に……んで、何かあったか?」
呼び出されたときから恵令奈の表情は曇っていたから良い話ではないんだろう。
「私ね、あの彼氏と別れたんだ。」
あの彼氏とはこの前話された遊び人だっていってたヤツか。
まあ、昔のオレと同じだ。