俺様王子とキケンな契約！？

「…は？オレが…？オレだってお前の彼氏だったヤツと同じこと…」


オレだって、それこそ色んな女と…



「…わかってるよ。でも、聖くんはそんな人じゃないって一目見ただけでわかるよ。何かね、純粋に……こんな男の子に想われたら、愛されたら…幸せなんだろうなって思ったの。」



幸せ…か。

オレと居て、『幸せ』だなんて言う女なんているんだろうか。



「その彼氏と別れたのもそう思ったから。今度また恋するなら、聖くんみたいな男の子に出逢えたらいいな…なんて。」



切なそうに、でもそれを隠すように明るく笑う恵令奈。



「……お前なら出逢えるんじゃねぇの。そんなヤツに。」



「…ふふっ、ありがと……聖くんも、頑張ってね。」



最後に、にっこり笑った恵令奈は手を振って走って行った。



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「……って訳で、オレはアイツと付き合ってねぇよ。わかったか、酔っ払い女！」


全て話すと、相川はなぜか神妙な顔をした。