俺様王子とキケンな契約!?



「ムリでもなんでもしりません!!早く出てってよ!!だいたい、上から降ってくるなんておかしいですよね!?」



男に強気で詰め寄ったけれど……逆に手を掴まれあたしが壁に追い詰められてしまった。



よく見ると、端整な顔立ちの男。


明るい茶色髪

綺麗な二重まぶた

鼻筋が通っていて


薄い唇は何だか色っぽい


スラーっとした細い身体は無駄な脂肪なんてなく引き締まっていて筋肉が綺麗についていた。


雑誌からそのままとびだしたモデルのよう。


その辺のモデルよりかっこいい……



これがイケメンってやつか。



ってか、どっかで見たような……





「……見惚れてんの?」



目の前の男はニヤリと妖艶な笑みを浮かべた。



「……はっ!?ちがっ……もしかして白馬の王子様の写真の!!」



「ああ?白馬の王子…」



目の前の男は怪訝そうな表情を浮かべた。



「白馬の王子様の写真!!あんたとぶつかって消えたのよ!!」



間違いない。あのときの男!!




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