俺様王子とキケンな契約!?
「それは、事情があって……っ!」
そのとき、また宮本さんがバンッと机を蹴った。
「事情?そんなの関係ないわよ!……結局はあんたさ、騙してたんでしょ。あたしたちも、学園の生徒も…教師も!騙してそんなに楽しい?ねぇ?どうなのよっ!」
宮本さんの後ろで見ていた女子たちはあたしの周りを囲む。
「違うのっ!誤解だよ!あたしは別に騙そうなんて……」
そう、事情を説明しようとしたとき
宮本さんに胸ぐらを掴まれた。
「あんたさ…どういう神経してんの。」
「……っ、」
「どーせ、あんたも聖に遊ばれてたんでしょ?アイツは一回寝たら終わりよ。」
やめてよ……
やめて……っ
「用済みの女には目もくれずすぐ捨て他の女と寝る。聖はそういうヤツよ?」
だから────
「やめてって言ってんでしょっ!!」
あたしは宮本さんの手を振り払いその頬を叩いた。