俺様王子とキケンな契約!?
その距離はもう、数センチしかない。
「……どうするって…な、なにを、?」
すると、妖艶な笑みを浮かべて────
「……外国に行くか、修理までの間…オレと一緒に住むか。」
と、あたしの耳元で甘く囁いた。
「……っ!ひ、卑怯!!床が抜けただけでしょ。住もうと思えば住めるでしょ!」
「うん。住めるよ?でも〜上からあんたが着替えてるところとか見ちゃうよ?それでもいいの?」
どうする?とまた耳元で囁く男。
「〜〜〜っへ、変態っ!!」
「……どうする?」
でも、一緒に住めば覗かれる危険性高くない?
それならまだ……
って、あたし…何真剣に考えてるの!?
「……契約、しよっか。」
そのとき上から声がして顔をあげると口角をあげた男の顔が。
「……契約?」