俺様王子とキケンな契約!?
「こ、今度…あたしにも彼女さん紹介してほし────痛っ!」
そのとき、なぜか神矢くんにデコピンされた。
「な、何するの!?」
「彼女、彼女、彼女ってお前も相川といい、何だよそれ。オレにそんなヤツいねぇよ。」
神矢くんはバカか、とあたしに言った。
「で、でも…昨日の女の子……」
「ああ、アイツはただの知り合い。昨日は話聞いてただけ。」
なんだ……
そうだったんだ……
彼女じゃなかったんだ……
何だかホッとしていると
「何、ニヤニヤしてんだよ。お前、あれか?もしかして妬いてたとか?」
なんて、神矢くんもニヤリと笑っている。
「ち、違うよっ!妬いてなんかない!!」