俺様王子とキケンな契約!?
「あた、あたし一限目サボろうかなっ!」
「え?どうしたの〜芽衣」
席を立って教室から飛び出そうと思ったときには遅く
見覚えのあるシルエットがあたしの席に近づいて止まった。
「昨日はどーも。」
ニヤリと微笑む男。
理沙はその男を見て目をパチパチさせていた。
周りからの視線が痛すぎる。
「……きっ、昨日?」
あたしはあえてトボけた振りをした。
「忘れたの?…昨日、一緒に寝たじゃん。」
────!??
その瞬間、周りにいた女子たちが悲鳴をあげた。
周りの男子たちもザワザワとうるさい。
「寝た?そんなわけ……」
だって隣にはいなかったし…
すると、後ろからもう一人の男が現れた。