俺様王子とキケンな契約!?
そのあと、あたしはおぼつかない足取りでマンションに帰ってきた。
真っ暗な部屋に帰ってきたのはいつぶりだろうか。
神矢くん……今どうしてるんだろ
大丈夫だよね……
急に不安になってあたしは携帯を手にとった。
でも、あたしは通話ボタンを押せずにいた。
今、神矢くんの声聞いてどうするの?
何を話すの?
もう、あたしたちは関係ないんだよ?
悶々としているとピンポーンとインターホンが鳴った。
もしかして、神矢くん!?
そう思ったあたしだったけど、インターホンに映った人はどこかで見た女の人だった。