俺様王子とキケンな契約!?
……芽衣が?
「色々、探してたみたいで……っておい!どこ行くんだよ!!?」
オレは慶樹をほって教室を出た。
芽衣がオレの心配?
バカじゃねぇの。忘れろつっただろ。
何、最低な男の心配してんだよ。
もうそろそろ下校の時間になる。
このまま学校に入れば芽衣と会ってしまう。
オレはそれを避ける為昇降口を早めに出た。
空を見ると、黒い雲が広がって雨が降っていた。
っクソ、何で今降るんだよ。
そう、急いで帰ろうとしたとき
「……待ってよっ!!」
後ろからそんな声が聞こえた。