俺様王子とキケンな契約!?
オレは仕方なく応答することにした。
「聖っ!!開けなさいよっ!開けるまでここにいるからっ!!」
オレがしゃべる間もなく目を真っ黒に塗った女はいきなりそう言ってきた。
ったく、しゃーねぇーな。
せっかく引っ越したから誰一人として人をいれたくなかったがいつまでもそこにいられると迷惑だから開けてやることにした。
やがて部屋まで来た女。
今までで一番しつけー女だ。
目を真っ黒に塗って胸元が開いた服に短けースカートをはいていた。
一回寝たぐらいで何なんだコイツ。
名前すら知らねぇわ。
「あらっいい部屋じゃない〜あたしもここに住みたいなぁ〜」
なんて、夜景の見える窓を見つめてそう言う女。
早く帰れっつーの。
「ねぇ〜ひじりぃ〜」
ソファーに座っていると耳を塞ぎたくなるような甘ったるい声を出してオレの腕にしがみつく女。
いい加減キモいし離れろよ。