俺様王子とキケンな契約!?
周りを見ると見慣れない部屋。
正直、ありえねぇと思った。
いや、こんなこと普通にありえない。
安売りの部屋だったからってことか?と自分を言い聞かせた。
すると、近くからか細い声が聞こえた。
「あっ、あ……あなたたち……何なんですか!!?」
見上げると華奢な女がクッションを抱え震えた足で立っていた。
どこかで見た顔の女。
その瞬間、オレにいい案が浮かび上がった。
オレはそのちっせー女を彼女に見たててしつこい女を追い払った。
案外うまくいったオレの作戦。
すると、オレを不審がるちっせー女。
そりゃそうだ。
上半身裸の男が天井から降ってきたんだぞ?
完璧、不審者じゃねぇかよ。
でも、そのおびえる姿が面白くてからかうことにした。
軽い気持ちで口にした契約。
オレがここに住むと言うと慌て出したり
キスしようと、迫ると気絶して倒れる女。
とにかくからかいがいのあるヤツ。
あの女……これからどうしてやろう。