俺様王子とキケンな契約!?
「覚えてるもなにもそんなこと知らないから!まず同居なんて認めてない!」
あたしは負けじと言った。
「じゃあ外国行けばー?」
男はふっ、と小馬鹿にしたような笑みを浮かべた。
「い、行かないもん!!」
「じゃあ、同居決定。」
「まっ、待ってよ!得体のしれない男と住めるわけないでしょ!!それにどうして外国のこと知ってるの!?」
あたしが家にいない間勝手に家に入ってお風呂なんか入るやつだよ?
危ないヤツに決まってるじゃない。
ってか一歩間違えれば不審者だよね。
学園のBlackPrinceだかなんだか知らないけどさ、これのどこが王子だって言うの!?
「んじゃ、教えてやるよ。」
男はそう言って不敵に笑った。