俺様王子とキケンな契約!?
「だっ、だからって一緒に住まなくてもいいでしょ?他に部屋探しなさいよ…」
すると、男は怪訝そうな表情を浮かべた。
「へぇ〜追い出すんだ?野たれ死んだらどうしてくれんの?」
少し、不吉な笑みを見せた。
「そんなの知らないっ!そ、それに…いっぱい女の子いるんだからその子たちのとこ行けばいいじゃん!」
「あんな暑苦しいとこ行けっかよ。……な、天井修理までだから。…頼むよ」
男はそう言うとあたしの隣に腰掛け、切なげな瞳を向けてきた。
────!!
綺麗な瞳……吸い込まれそう。
確かに、あたしのせいで野垂れ死んだとか言われたら嫌だし……
「……うん。わかった。修理までの間ね。」
目をそらしながらそう言うと……
「はっ、案外ちょろいなお前。」
と、さっきの面影もなくニヤリと広角を上げた。
────は?
「まぁ、同居するんだから契約のキスでもしとくか?芽衣?」
は?は?………はああああ!??