俺様王子とキケンな契約!?
あたしも慌てて玄関に向かった。
「お前、まだ準備してねぇだろ。朝飯なんか作って食ってたらオレも遅刻するわ、アホ。」
「あ、そ、そっか。」
「それに、別々に行ったら同居してるなんてバレねぇしな。」
……な、なるほど。
「カバンとって。」
リビングに置いてきたみたいであたしにそう言った。
あたしはリビングに戻り神矢くんのカバンを持ってまた玄関に。
「……いってらっしゃい。」
「…おう、」
あたしは神矢くんが見えなくなるまで見送った。
なんか、新婚さんみたい……
って、何やってんだあたし。
あたしも急いで準備して学校へ向かった。
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