俺様王子とキケンな契約!?



「ただいま〜」


そう言って家に入ると電気がついていて少しにやけてしまう。



リビングに入ると、雑誌を見ながらソファーでぐったりしている神矢くんがいた。



「……ただいま」


「……おー、おかえり」



やっぱり、家に誰か待ってくれている人がいると思えば嬉しい。




「今からご飯作るから…先お風呂入っちゃって!」



「……ん。」



慣れたら早いもので。

神矢くんをうまく扱えてる気がする。




でも、相変わらずお風呂上がりは腰にバスタオルだけで登場する神矢くん。


それだけはなんとかしてほしい。



「お前はワンパターンなヤツだな。」


神矢くんは料理を目の前にしてそう呟いた。


「……はい?」




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