俺様王子とキケンな契約!?



「また唐揚げとポテトサラダ。先週もこれだったぞ。」



「し、しょうがないじゃん!じゃあ少しは手伝ってよねっ!」



そう言うと渋々椅子に座る神矢くん。



「お前さ、栄養バランス考えろ。毎日揚げ物食わせてオレを殺す気か」



はああああ!??



「あ、あたしはあんたの家政婦じゃないっつーの!!そんなに言うならもう作らない!!」



すると、神矢くんはふっと笑った。


「それじゃー契約違反で“お仕置き”だな?」


なんて、言うから身体がブルっと震えた。



「お、お仕置き!?」



「ああ。お仕置き。何しよっかなー」



「作ります。欠かさず作ります。」



そう言うと、満足そうに微笑む神矢くん。

神矢くんのお仕置きなんて考えたくもない。

考えただけでもおぞましい。




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