俺様王子とキケンな契約!?
「まあ、モノ好きもいんだな。お前みたいなちんちくりんを好きだと言うヤツ。」
なんて、神矢くんは小馬鹿にするように笑った。
「う、うるさいっ!少しはあたしの魅力知ってくれる人いるんだからっ!!」
すると、神矢は熱っぽい瞳であたしを見てきた。
「お前の魅力って…例えばどんなの?」
なぜか、あたしに迫ってくる神矢くん。
「な、なんだろ?……す、す素直なとことか?」
何言ってんのあたし!!
なぜかあたしは壁まで追い詰められた。
「……ぶっ、なに動揺してんの」
「だっ、だって……神矢、くんが近づいてくるから……」
そう、神矢くんを見上げて言うと
素直なヤツ。と小さく呟いて離れていった。
三浦先輩がキケンなんだったら神矢くんはもっとキケンなんだと思うんだけど……
なんて、思いながらその場は終わった。