俺様王子とキケンな契約!?
「……最低?お前がやったことの方が最低だろ。ふざけんなはこっちの台詞だ。」
今まで聞いたこともない低い声
怒った様子の一条くん。
その声色に表情に、何も言えない三浦先輩。
「この子に恐怖心残ってたらどうすんだよ。お前責任とれんの。お前がしたことでこの子がどんな恐怖感じたかお前にわかんのかよっ!」
一条くんは三浦先輩の胸ぐらを掴みながら脚で隣のベットを蹴った。
物凄い音が保健室中に響いた。
「す、すいません…でした。」
三浦先輩は震えた声で謝った。
「覚えとけよ。次、この子に何かしたら……タダじゃ済ませねぇからな。」
ドスの効いた低い声に三浦先輩もあたしも身体が震えた。
一条くんに胸ぐらを離された三浦先輩はフラフラな足取りで保健室から出て行った。