俺様王子とキケンな契約!?



「……っ芽衣!!」



そうあたしの名を呼んでベットまで来たのは……



「……か、神矢くん、?」



急いで走って来たらしく、神矢くんの息は乱れていた。


……どうして神矢くんがここに?


なんて思っていると、神矢くんの表情は険しくなった。



「……っ、何でお前がここにいんだよ」


……お前?


あたし!?


呼ばれたのはあたしだと思っていたら違った。



「今日、調子悪くてさ。さっきまで寝てただけ。」


そう言ったのは一条くん。


お前って一条くんのこと?


二人知り合いだったの!?



聞こうと思ったけど二人の間に流れる雰囲気がそれを制した。


あたしが触れていい簡単なものじゃないと、なぜか心の中で思った。




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