俺様王子とキケンな契約!?



「じゃあ……行くね。また、芽衣ちゃん。」



そう言って立ち上がった一条くんはあたしの頭に手をポンっとおいてベットから離れた。



すると、神矢くんと一条くんは何やら睨み合って……

というか、神矢くんが一方的に一条くんを睨むという形になっていた。


一条くんはそんなもの目もくれず保健室から出て行った。



保健室には少し気まずい空気が流れた。


この沈黙に耐えられなくてあたしから話を切り出した。



「か、神矢くんっ。……ど、どうしてここに、?」



そう言うと、神矢くんは隣のベットに座った。



「聞いたんだよ、お前の友達に。」


あたしの友達?

もしかして……理沙?



「お前があのセンパイに会うって。だから、探して…最後に来たのがここだった。んじゃ、お前アイツといるからよ、」



アイツとは一条くんのことだろう。





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