俺様王子とキケンな契約!?
少しは効いた?
さっきの雰囲気からすると、一条くんというワードはどうやらいけないらしい。
すると、神矢くんは何を思ってかあたしがいるベットに腰掛けた。
隣に神矢くんの肩があって……
ち、近くない?
「ってかお前さ、男に呼ばれるってどういうことかわかってんの。」
と、呆れた顔であたしを見つめた。
「……え?だから、話がしたくて……」
「ちげーだろ。お前はそうでも向こうはそんなこと思って呼んでんじゃねぇよ。」
そ、そうなの?
「男はなみんな隙を探してんの……こんなふうに────」
神矢くんはそう言うと……
────ドサっ
あたしをベットに押し倒した。
いきなりのことで頭がついていかない。
「な、何すんのよっ!バカっ!」
そう言って神矢くんの胸板を叩いてもびくともしない。
すると、神矢くんは艶っぽい笑みを浮かべて……
「……丸見えなんだけど。それ、誘ってんの?」