俺様王子とキケンな契約!?
「こ、これからは…気をつけるよ」
そう言うとなぜか、神矢くんに肩を引き寄せられた。
ぶつかる、視線と視線。
あまりにも熱っぽい瞳であたしを見つめるから思わず逸らしてしまった。
「これからは…オレがちゃんと守ってやるよ。」
いつもより優しく包まれた声は
あたしの鼓膜をくすぐった。
「……あ、ありが、と。」
顔をあげ見つめてそう言うと、神矢くんは目を細めて……
「それわざとか。計算か。…ぶっ、お前みたいな素直なヤツが計算はないか。ってことは無意識でやってんの。……たち悪りーなお前。」
なんて、言って神矢はベットから降りた。