もう一度抱いて
次第にまとまっていく音楽を聴くのは楽しかったけれど、さすがに一時間もすると耳が痛くなったのか、亜美は散歩に行って来ると言って出かけてしまった。
私も気分転換に、ちょっと外へ出た。
このペンションは、マスコット犬として、柴犬のコテツが飼われている。
私はしばらく茶色の毛並みが美しいコテツとじゃれあって遊んだ。
その時、ガチャンとスタジオ入口の扉が開いた。
誰かなと思って見ると、キョウセイだった。
「何してんの?」
長い前髪を掻き上げるキョウセイ。
「ちょっと、コテツと遊んであげてたの」
私って犬が大好きなんだよねー。
「遊んであげてたのか、遊んでもらってたのか、どっちだろうな?」
キョウセイが、ククッと喉を鳴らして笑う。
えー、なにそれ?
どういう意味だろ?
私も気分転換に、ちょっと外へ出た。
このペンションは、マスコット犬として、柴犬のコテツが飼われている。
私はしばらく茶色の毛並みが美しいコテツとじゃれあって遊んだ。
その時、ガチャンとスタジオ入口の扉が開いた。
誰かなと思って見ると、キョウセイだった。
「何してんの?」
長い前髪を掻き上げるキョウセイ。
「ちょっと、コテツと遊んであげてたの」
私って犬が大好きなんだよねー。
「遊んであげてたのか、遊んでもらってたのか、どっちだろうな?」
キョウセイが、ククッと喉を鳴らして笑う。
えー、なにそれ?
どういう意味だろ?