もう一度抱いて
「永瀬、起きろ」
突然声を出すキョウセイに、ドキッと心臓が跳ね上がる。
既に起きていたから、私はすぐに瞼を上げて身体を起こした。
「二人とも寝ちゃったらしい。
もう5時過ぎてるよ」
「えっ、ホントに?」
わざとらしい声が出てしまい、汗が一気に噴き出してしまう。
チラ、と。
キョウセイの方を見ると、彼はいたって普通の顔をしていた。
私はさっきのキスで、ドキドキが止まらないというのに。
涼しい顔しちゃって。
この様子じゃ、私が気づいてるとは全く思ってないみたいだな…。
気づいてるよって言ったら、驚くかな…?
なんだか腑に落ちないまま、私とキョウセイはスタジオを後にした。
突然声を出すキョウセイに、ドキッと心臓が跳ね上がる。
既に起きていたから、私はすぐに瞼を上げて身体を起こした。
「二人とも寝ちゃったらしい。
もう5時過ぎてるよ」
「えっ、ホントに?」
わざとらしい声が出てしまい、汗が一気に噴き出してしまう。
チラ、と。
キョウセイの方を見ると、彼はいたって普通の顔をしていた。
私はさっきのキスで、ドキドキが止まらないというのに。
涼しい顔しちゃって。
この様子じゃ、私が気づいてるとは全く思ってないみたいだな…。
気づいてるよって言ったら、驚くかな…?
なんだか腑に落ちないまま、私とキョウセイはスタジオを後にした。