もう一度抱いて
「私は里桜を送って帰るつもりだったんだけど。
なんか里桜とロン毛君、やたら盛り上がって楽しそうだったし。
それで失恋の痛みが癒えるなら、二人きりにしてあげたらいいのかなって思ったのよ」
た、楽しそうだった?
私と、あの人が…?
「他の男連中もさ、アイツは誠実だし大丈夫だよって言うもんだから。
それで、二人を置いて先に帰らせてもらったのよ。
でも、すっごい後悔したの。
アンタ、無事だったの?
アイツに、変なことされてない?」
うっ。
へ、変なことっていうか。
二人でラブホに行っちゃいましたけどーーー。
って、そんなこと絶対言えない。
言えるわけがない。
「だ、大丈夫だったよ。
あの後、すぐ帰ったし」
「そう。良かったーーー。
ごめんねーーー」
こっちこそ心配かけちゃった。
ごめんね…、亜美。
なんか里桜とロン毛君、やたら盛り上がって楽しそうだったし。
それで失恋の痛みが癒えるなら、二人きりにしてあげたらいいのかなって思ったのよ」
た、楽しそうだった?
私と、あの人が…?
「他の男連中もさ、アイツは誠実だし大丈夫だよって言うもんだから。
それで、二人を置いて先に帰らせてもらったのよ。
でも、すっごい後悔したの。
アンタ、無事だったの?
アイツに、変なことされてない?」
うっ。
へ、変なことっていうか。
二人でラブホに行っちゃいましたけどーーー。
って、そんなこと絶対言えない。
言えるわけがない。
「だ、大丈夫だったよ。
あの後、すぐ帰ったし」
「そう。良かったーーー。
ごめんねーーー」
こっちこそ心配かけちゃった。
ごめんね…、亜美。