もう一度抱いて
「よいっしょーーー」
ビリビリやったけど、気合いを入れて立ち上がった。
ほんなら、なんとか立てた。
「里桜ちゃん、立てる?」
俺が手を差し出したら、里桜ちゃんが俺の手につかまった。
「せーのっ」
そう言って、里桜ちゃんをぐいっと引っ張り上げた。
ほんなら、彼女はよろけてもうて。
俺の右腕の中で、ぴたりと止まった。
「ご、ごめん。ちょっと待ってね」
体勢を戻そうにも足が痺れて戻せへんのんか、里桜ちゃんは俺の腕にもたれたまんまや。
そんな里桜ちゃんを引き寄せて、そっと抱きしめた。
抱きしめたら、里桜ちゃんはむっちゃ小さくて。
これ以上力を込めたら、壊れるんちゃうかと思った。
でも、それでも。
俺はぎゅっと抱きしめた。
なんや離しとうないなって。
そう…思ったんや。
ビリビリやったけど、気合いを入れて立ち上がった。
ほんなら、なんとか立てた。
「里桜ちゃん、立てる?」
俺が手を差し出したら、里桜ちゃんが俺の手につかまった。
「せーのっ」
そう言って、里桜ちゃんをぐいっと引っ張り上げた。
ほんなら、彼女はよろけてもうて。
俺の右腕の中で、ぴたりと止まった。
「ご、ごめん。ちょっと待ってね」
体勢を戻そうにも足が痺れて戻せへんのんか、里桜ちゃんは俺の腕にもたれたまんまや。
そんな里桜ちゃんを引き寄せて、そっと抱きしめた。
抱きしめたら、里桜ちゃんはむっちゃ小さくて。
これ以上力を込めたら、壊れるんちゃうかと思った。
でも、それでも。
俺はぎゅっと抱きしめた。
なんや離しとうないなって。
そう…思ったんや。