もう一度抱いて
部長の話が終わった後、キョウセイが幹部の人達を紹介してくれた。


部員は4割くらい女の子もいて、みんな個性的で楽しそうな人達ばかりだ。


こんな人達と一緒に大学祭のライブに参加出来るなんて嬉しい。


「小山ー。相原ー」


部長に呼ばれる小山君と相原君。


「どうしたのかしら?」


亜美が不思議そうな顔をした。


「あぁ、アイツらは他のバンドの助っ人もやるんだよ。
ベースとドラムは人数が少ないから、どうしても掛け持ちになったりするんだ」


キョウセイが説明してくれる。


見ていると、一年生の子達が二人に頭を下げていたので、多分一年生に混ざってやるのだなと理解した。


こうして、軽音部の打ち合わせは無事に終了した。
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