もう一度抱いて
「何?どうした?」
電話中の小山に呼ばれる理由がわからず、目がパチパチしてしまう。
だけど、いつにない小山の深刻そうな顔に、ゾクリと背中に冷たいものが走った。
「清水先輩が、キョウセイと電話を代わって欲しいって…」
清水…?
その人って確か、小山の高校時代のラグビー部の先輩で、京香の会社の先輩だよな。
なんで、そんな人が俺に…?
ドクンと心臓が大袈裟に音を立てる。
やばい…。
イヤな予感しかしない。
無意識に震えてしまう足を動かし、小山のいるドラムセットへと近づく。
手を伸ばし、小山から携帯を受け取ると、俺はすぅと息を吸った。
「はい…。磯村です」
恐る恐る電話に出た。
電話中の小山に呼ばれる理由がわからず、目がパチパチしてしまう。
だけど、いつにない小山の深刻そうな顔に、ゾクリと背中に冷たいものが走った。
「清水先輩が、キョウセイと電話を代わって欲しいって…」
清水…?
その人って確か、小山の高校時代のラグビー部の先輩で、京香の会社の先輩だよな。
なんで、そんな人が俺に…?
ドクンと心臓が大袈裟に音を立てる。
やばい…。
イヤな予感しかしない。
無意識に震えてしまう足を動かし、小山のいるドラムセットへと近づく。
手を伸ばし、小山から携帯を受け取ると、俺はすぅと息を吸った。
「はい…。磯村です」
恐る恐る電話に出た。