もう一度抱いて
優しい水色の、里桜のパジャマの裾から手を忍ばせ、柔らかい肌に直接触れる。


キャミソールの下を俺の手が這い回るたびに、里桜が甘い声を上げる。


服をたくし上げ、久しぶりに見る里桜の上半身を愛し続ける。


しばらく優しく愛していると、里桜の息遣いが静かになっていることに気づいた。


あれ?


どうしたんだろう?


身体はこんなに熱いのに、感じていないのか?


不安になって、里桜を見上げると…。



里桜は、




小さな寝息を立てて、




すやすやと眠っていた。

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