ぼくらのうた
でも、このままじゃダメだよね!!
もっともっと上手く書けるようにならなきゃっ!!
ってわけで、光にCDを借りて今までの歌から勉強です!
でも…聴きすぎてもう真っ暗!!
まるで光と芳斗に初めて会った日みたい…
なんて考える余裕もなく!
あの日同様に走っていた。
錆び付いた校門の向こうに鞄を投げて、よじ登る。
そう言えば…何で芳斗のこと、似てるとか思ったんだろ…。
よく見れば全然似てないのに。
命の危機だったからかなぁ…なんて。
「…ほっ、」
無事に着地して、鞄を掴んで駅に向かう。
ライブって久々だし…緊張するなぁ。
しかも文化祭だから百合子もいるだろうし。
下手なの聞かせらんないっ!
それに…お母さんも、来てくれるかもしれないし。
仕事あるからまだわかんないけど。