ぼくらのうた







「大成功だったね!!」

「うん!!」


 涼と話していると、花火が上がった。

 すごい綺麗…。

 冬の花火って、初めて見たかも…。


「涼と芳斗、デートして帰るね!
 またね〜!」

「またな」

「うん、じゃあねー!」


 2人を見送って…あたしは春樹と2人になった。

 光はもとからどっか行ってるし。

 イヴに好きな人といれるって、すごい幸せなことだよね…。


「藍架、手出して」

「ん?うん」


 手を差し出す。

 なんだろ…?

 何かくれるとか?

 って、ナイナイ。


「はい、これ。プレゼント」

「えっ?」

「来年もよろしくな」


 ゆっくり包装紙を取ると、キラキラなストラップが出てきた。


「…いいの?」

「おぅ」

「ありがとう!!大切にするから…」



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