ぼくらのうた

―この気持ちは…




 それはある日の夕方。

 委員会があって、部室にいるのはあたしと光だけ。

 光なら意識することもないし!

 Twinkle Starを磨いてた。


「藍架」

「ん〜?何?」


 光のほうに顔を向ける。

 光はスケジュール確認してるみたい。


「お前さ、本気で春樹のこと好きなの?」

「はっ!?好きだよ、」


 何言ってんの…?

 自分の気持ちは自分が1番わかってるし!

 てか何でそんなこと知ってんの?!

 恐るべし、野生のカン…ッ!!


「春樹を…兄貴の代わりにしてんじゃねぇの?」

「―――ッ」


 なおにぃの代わり…?


「違う!!代わりなんかじゃない!!!!」

「…」

「あたしはっ!春樹が好きだよッ!!!!」


 光には叫ぶ反面、自分の心に問いかける声が聞こえてくる。



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