ぼくらのうた
ぽん、と頭を撫でて、楽屋を出ていってしまう。
は…え??今、光…っ!
……希望を持っても、いいですか…?
Twinkle Starを持って、追いかけた。
ステージ袖で集まってるメンバー。
「藍架おそーいっ!!」
頬に空気を溜める涼。
――大切なあたしの親友。
いつも笑って、人のことばっかり考えてる。
「時間には間に合ってるだろ」
涼の頭を撫でる芳斗。
――いつも無口で、だけど大切なことは言ってくれる。
冷静に周りを見て、正しい方向を見つめてる。
「そーそー。
それにちょっとくらい待ってくれるって」
ヘラヘラ笑う春樹。
――あたしの2人目の兄。
正しいときは優しく、間違ったときは厳しく接してくれる。