ぼくらのうた
「ふーん。早く仕上がるといいな」
「うんっ!!」
ベース職人のうっちゃん…。
どんな人かはわかんないけど、ちょっと会ってみたいなぁ。
―ガラガラーッ
いきなりドアが開く。
「こんちゃーっす」
「お!来たか」
藤色の髪をした、綺麗な顔立ちの男の子。
誰だろ…?初めて見た。
「あ、君が藍架チャン?」
「へ?そうですけど…」
何で名前知ってんの…?
「初めましてー古谷和馬です!
よろしくー」
「はぁ…どーも」
何っっっで挨拶されるんだろ…?
てか、まじで誰ですか。
「うっちゃんやほー♪」
?!?!?!
「よ、相変わらずだなー涼」
「元気そうで何よりだ」
「そっちもな、芳斗」
「いつもあんがとな」
「こちらこそありがとな、春樹」