いちごみるくは君の味
それはわたしが小さい頃、
家の近くの塔のある公園で
幼馴染の翔太と遊んでいた。
でもその塔は高くておりれなくなっちゃったの。
「うぇええん…ふぇええん…ふぇっっっ、」
すると翔太は隣にきて
「キャンディあげるからもう泣かないで。」
といちごみるくのキャンディをくれたんだ。
いちごみるくのキャンディをなめながら
2人で塔をくだってゆく時、
翔太は
「雫ちゃん、俺は今日でお別れなんだ。
でも何年後かの今日、ここの塔で会おうね。」
そう言うと翔太は私の大好きな笑顔を見せて、
「雫ちゃん、またね。」
そういって君ははしっていったね
その日は翔太の誕生日だった。
まだお手紙も渡せてないのに…
あれから毎年この日になると
私はこの塔に足を運ぶ。
瞳と別れると、
まっすぐ塔に向かう。
そう今日は翔太の誕生日。
今日は来てくれるかな?
そんな淡い期待をもって
階段をのぼる
てっぺんにくると
冬の冷たい風が頬を撫でる
私はまたキャンディを開ける
君の味がする
「翔太は忘れちゃったかな?」
ふとつぶやいてみた
「忘れてないよ、雫ちゃん!」
ちょっと低くなった声が聞こえた。
振り返ると
背が伸びてかっこよくなった翔太がいた。
家の近くの塔のある公園で
幼馴染の翔太と遊んでいた。
でもその塔は高くておりれなくなっちゃったの。
「うぇええん…ふぇええん…ふぇっっっ、」
すると翔太は隣にきて
「キャンディあげるからもう泣かないで。」
といちごみるくのキャンディをくれたんだ。
いちごみるくのキャンディをなめながら
2人で塔をくだってゆく時、
翔太は
「雫ちゃん、俺は今日でお別れなんだ。
でも何年後かの今日、ここの塔で会おうね。」
そう言うと翔太は私の大好きな笑顔を見せて、
「雫ちゃん、またね。」
そういって君ははしっていったね
その日は翔太の誕生日だった。
まだお手紙も渡せてないのに…
あれから毎年この日になると
私はこの塔に足を運ぶ。
瞳と別れると、
まっすぐ塔に向かう。
そう今日は翔太の誕生日。
今日は来てくれるかな?
そんな淡い期待をもって
階段をのぼる
てっぺんにくると
冬の冷たい風が頬を撫でる
私はまたキャンディを開ける
君の味がする
「翔太は忘れちゃったかな?」
ふとつぶやいてみた
「忘れてないよ、雫ちゃん!」
ちょっと低くなった声が聞こえた。
振り返ると
背が伸びてかっこよくなった翔太がいた。