こちら、なんでも屋でございます【2】
003
「ますます興味わくよ」
「触るな触れるな近づくな」
「…チッ」
「なぜこんなに人を殺している」
「餌だよ餌」
「ふざけんな」
「ルシファーにもあるだろう?無意識のうちに人をむさぼってた記憶が」
「…っ」
「『もっともっと切り刻む』ってさ」
「そ、それは」
「あのへんな綺羅という男とずっと居て気が変わったとか言わせねぇよ?」
「いいから、人を殺すのは止めろ」
「ヤダね、だからお前をここに監禁してるんだよ。回りをうろちょろされたら迷惑だ。あと……いくらなんでもお前は女だ。暇な時はたっぷり弄んであげる」
「…チッ」
「いつまで強気でいられるかな?レ・イ・ンちゃん♪」
男の不気味な笑みに吐き気がする。
こんな奴に私は……
綺羅と行動してれば私は…
「後悔したって無駄。どうせ時期にアイツも死ぬ」
「?」
「八神綺羅。アイツは狩人として生きるはずの人間。その道を外れたのなら絶好の機会だ。悪魔狩りの家系のアイツをバラバラに切り刻んでお前の前に飾ってやるよ」
「させん……そんなことさせん」
「はぁっ……ウゼッ」
「ぐっ」
「ねぇ、いつになったら俺のものになる?レイン」
「死ね、お前のモノになんか……っ」
「チッ」
「ぐはっ!!」
「どれだけ耐えられる?俺、SMプレイ好きなんだ~♪あははっはっ!!!」
レインは何度も何度も腹部をけられた。
その度に口から出てくるのは真っ赤な真っ赤な血。