こちら、なんでも屋でございます【2】
「お…とうっ……さ…ん」
まさか…っ
この声って…マキちゃん!?
私は声のする方へ急いで向かう。
そこは路地裏で人通りもない。
「誰なの!?誰かいるの!?」
その時
私の後頭部に鋭い痛みが走った。
「ひぎっ!!」
「……先生か」
「だ……れ…………っ」
「ま、いいや。コイツも殺すか」
“殺す”
確かにそう聞こえた。
どういうこと?
意味のわからないまま私の意識は途切れた。